ストレスで太るのはもう嫌だ!ストレスを発散する9つの方法
ストレスで太る理由
ストレスが溜まっていくと体だけでなく『脳』にもストレスがかかってきます。
ストレスを感じると、『ドーパミン』というホルモンが多く分泌されるようになります。
ドーパミンは摂食中枢に働きかけ、食欲を増大させる作用があります。
またストレスは、コルチゾールの分泌を促します。
コルチゾールには、血圧や血糖値を上げる作用があり、大きなストレスから体と心を守ろうとします。
しかし、分泌させすぎると「筋肉を分解して糖質に変えてしまう」「免疫力を落とす」など、体に対して悪い影響を与えることになります。
そして、エネルギー消費を抑制します。
消費エネルギーが少なくなれば摂取エネルギーが同じであっても太ってしまうことになります。
これらの原因により太ります。
ストレス太り対策方法
ストレス太りは、原因となっているストレスを発散しなければなりません。
しかし、ストレスの効果的な解消方法には、個人差があります。
いろいろ、試してみることがポイントです。
大声を出す
大声を出すことは横隔膜を動かします。
ストレスが蓄積されると交感神経が優位になるため、リラックスに必要な副交感神経の働きが低下します。
横隔膜が動くことで自律神経に刺激を与えることが可能となり、これにより交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに行うことができるようになります。
カラオケやスポーツ応援、自宅では布団をかぶって行うといいでしょう。
泣く
感情が動いた時の本物の涙はストレスの原因を体内から追い出してくれる効果がある
また涙を流した後にはストレスによって生じる苦痛や痛みを緩和するエンドルフィンが増加するといわれています。
よく思いっきり泣いた後にスッキリするのは科学的な根拠があります。
運動をする
運動をすることでストレス緩和に効果があるセロトニンやエンドルフィンの分泌を促すことができます。
また運動は1回、2回で終わらせるのではなく長期に渡り続けることも大切です。
1週間に3日~4日、30分~60分程度の運動を行うのが効果的とされています。
また運動の強度ですが軽く負担がかかるぐらいにとどめておきましょう。
長期的に続けるということが大切です。
快適な入浴
入浴は血行を良くして新陳代謝を高め、体内に蓄積された老廃物を体外に排出してくれます。
また入浴中はリラックス効果が高まる副交感神経の働きが活発化されるため、1日のストレスを解消するには非常におすすめの方法です。
ストレス解消に効果的とされているお湯の温度ですが38℃~42℃となります。入浴時間20分前後を目安にしましょう。
寝る
睡眠というのはストレスで受けたダメージを細胞レベルで回復する効果があり、今日溜めたストレスを翌日に持ち込まないという意味では非常に大きな効果があります。
逆に睡眠時間を削ることでストレスの緩和と蓄積のバランスが崩れ、ストレスが溜まる一方になってしまうためうつ病、不眠症といった精神疾患や睡眠障害の原因にもなります。
就寝前に強い光(テレビ、スマホ)や刺激を避けるといった生活習慣が大切となるでしょう。
太陽の光を浴びる
手軽にできるストレス解消法の一つが太陽の光を浴びることです。
太陽の光を浴びることでストレスによって乱れた自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
また太陽の光は交感神経を刺激して、リラックス効果を活性化させる働きがあります
自宅での蛍光灯では不十分です。健康的な体を作る意味でも太陽の光をしっかりと浴びておきましょう。
香りでリラックス
アロマテラピーは鎮静作用があるハーブなど植物の香りを利用する芳香療法のことであり
ストレス解消におすすめとされる香りはカモミール、ラベンダー、ローズ、オレンジ・スイートなどが代表的でありいずれも気持ちを落ち着かせたり緊張を和らげるといった効果が期待できます。
また、アダプトゲンハーブなどを試してみるのも有効です。 リローラ(漢方薬の黄柏と厚朴が主成分)やアシュワガンダ(ナス科の植物)などには抗ストレス作用があります。
ストレスになっていることを紙に書き出す
ストレスの原因を紙に書き出すのもおすすめです。
この考えていることを紙に書き出す行為をジャーナリングといいますが、心理を中心とした研究機関からもストレス解消に効果があると発表されています。
また書くという作業に集中するため、その瞬間だけ嫌なことを忘れることもできます。そして実際に紙に書いていくことで、その時の気持ちや感情を客観的に見ることができるようになります。
また、書いているうちに解決策が急にひらめくということもあります。
このストレスの原因を書いた紙は必ず保管しておくようにしましょう。後々の人生で同じことが起きた場合の解決策や対策のヒントにつながる可能性もあります。
旅行・一人旅
旅行といっても県外や海外である必要は全くありません。
会社、家、通勤や通学で使う道など日常的に目にしている場所や風景が見えなければ近場のプチ旅行でも十分なストレス発散になります。
大切なのは自分がリフレッシュできる環境やシーンをイメージしてそれらに合ったオリジナルプランをしっかりと組むことです。