【冬限定】運動せずにダイエット。痩せるスイッチの入れ方
痩せるスイッチの入れ方
冬の20度と夏の20度の感じ方って異なりませんか?
真夏日から急に20度になったとき、肌寒さを感じ
逆に真冬日から20度になると汗をかくほど暖かく感じるのではないでしょうか。
この理由を知っていますか?
これは活動している細胞が異なることに理由があります。
人間は恒温動物であり、必ず一定の体温に保たなければなりません。
そのため外気が寒い時は身体を温めて体温を一定に保とうとします。
そこで体内にあるエネルギーを消費して熱を作り出す細胞が働きだすのです。
これを「褐色細胞」と言います。
痩せるスイッチみたいなものですね。
つまり褐色細胞をうまく働かせると
ただ生活しているだけで勝手に体脂肪を燃やしてくれるようになります。
ではどうやって褐色細胞を働かせるのか説明していきます。
ちなみにこの論文を参考にしています
寒冷適応と体脂肪制御における褐色脂肪組織の生理学的意義
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/20/4/20_KJ00010120289/_pdf/-char/ja
本当に生活しているだけで脂肪を落とせるのか?
論文のなかではこのような実験をしています。
実験内容
室温17℃の部屋に2時間だけいてもらうことを6週間行います。
勝手に脂肪を落とす
結果
褐色細胞が働き始め、脂肪を落とします。
運動をせずに、ただ生活しているだけです。
体温を下げまいと体脂肪を燃やし、熱に変えているのです。
しかしこのやり方は現実的ではないですよね、、
毎日2時間もわざわざ寒い格好をするのを6週間続けるのはその間に冬が終わってしまいます。
でも大丈夫です。
論文の研究では「寒さ」で褐色細胞に刺激を与えてきました。
しかし、「食べ物」にも褐色細胞に刺激を与えるものがあったのです。
次にその食べ物を紹介します。
脂肪を落とす食べ物
褐色細胞を働かせる食べ物は温度が重要になります。
これを間違えるとただ食べているだけになります。
温めて食べると痩せる食べ物
- カプサイシン:辛いトウガラシ
- カプシノイド:辛くないトウガラシ
- パラドール:ショウガ
- しょうがオール:ショウガ
- ピペリン:黒こしょう
- カフェイン:コーヒー
40℃以上にして食べましょう。
これらの食べ物は、温めて食べると褐色細胞を刺激します。
暖かいものを食べた後に体が温まるのもこの細胞のおかげかもしれません。
昔から風邪をひいたら、ショウガ料理を食べるというのもここに繋がってくるのかも、、
冷たくして食べると痩せる食べ物
- メントール:ミント、ハッカ
- パラドール:ショウガ
- カテキン:緑茶、ウーロン茶
- アリシン:ニンニク、玉ねぎ
- イソチオシアネート:ワサビ、マスタード
- シナモアルデヒド:シナモン
- カプシノイド:辛くないトウガラシ
- 青魚::いわし・さば・マグロのトロなど
20℃以下にして食べましょう。
これらの食べ物は、冷やして食べると体脂肪を燃やします。
カテキンを多く含んだ飲料水を飲むことが大事なのは脂肪を蓄えるのを抑えることでしたが、この結果からも体脂肪を燃焼するという点でも有効と言うことが分かりました。
実はこのカテキンと褐色細胞についてNHKで実験されています。
カテキン緑茶が褐色細胞を動かす
実験内容
1日5,6杯を2回に分けて摂取します。
食事の後に2杯ずつ1日に3回にわけて飲みます。
緑茶でダイエット
結果
緑茶を飲むと、褐色細胞に変化アリ。
ペットボトルのお茶や、茶葉から入れたお茶などカテキンが含まれるものは同等の効果が期待できると考えられるそうです。
この実験では簡単に手に入る緑茶を使用していますが、他の食材でも同じような結果が得られると思います。
注意点
この細胞は個人差があります。
20代で活動を止めてしまうものもあれば、50代でバリバリに働いている細胞もあります。
環境因子・遺伝因子が関係しているのかも未だに不明。
これだけに頼ってしまうのはお勧めしません。
まとめ
寒さでも耐えられるように脂肪を蓄えるのが人間です。
わざと寒い環境に身を置いてみるのもアリかもしれません。
また食べ物についても積極的に摂ってみることをお勧めします。
辛いもの好きが意外と細い人だらけというのもこれが理由かもしれませんね、、
楽して痩せましょうー