【敵か味方か】帽子をかぶるとはげるのは本当なのか?論文から検証する
帽子をかぶるとはげる?
帽子をかぶるとはげるという噂がありますが、これは本当なのでしょうか。
真相について紹介したいと思います。
帽子ではげる噂の真相
結論から言うと、帽子をかぶることではげることはありません。
その理由について説明します。
このような論文があります。
研究内容
2016年に『成人男性51人に新品のヘルメットを被ってもらい、有酸素運動を3時間行ってもらう』という実験を行いました。
実験では、
- 運動中のヘルメット内部の温度・湿度
- 運動前・運動後・洗髪後の、頭皮の血流の増減や頭皮の汚れ具合、細菌の量
を計測し、比較しました。
帽子をかぶってもはげない
結果として
帽子をかぶっても血流は悪くならない。
実験結果から、ヘルメットの有無における頭皮の血流量の差は1%だけでした。
つまり、ヘルメットをかぶってもはげません。
そして、ヘルメットより軽い帽子をならば、頭皮の血流への影響はほぼありません。
汗かいたら洗えばいい
実験結果から、有酸素運動を行うと温度や湿度の上昇などに伴って、頭皮の汚れや頭皮の細菌量が増えることがわかりました。
しかし、その後に洗髪すると、頭皮の汚れや細菌は、運動前よりも減少するという結果がでています。
つまり、毎日髪を洗っていれば、帽子を被っていていても特に問題がありません。
これらから分かるように帽子をかぶっていてもはげません。
むしろ良い点もあります。
帽子をかぶるメリット
頭皮の温度上昇を防ぐ
帽子は太陽熱から頭の温度上昇を防ぎます。
ある実験においては、夏の炎天下で帽子をかぶる人とかぶらない人では、頭の温度が10℃以上も差が出たといいます。
異常な発汗を防いでくれて、むしろ薄毛にはなりにくいです。
紫外線から防ぐ
頭皮は紫外線の影響を受けやすいのです。
紫外線を浴び続けると頭皮に赤みが出てきます。
それが原因で皮膚が炎症を起こして髪の成長を妨げ、抜け毛や皮膚トラブルになるのです。
こうならないようにもしてくれます。
このように良い点もありますが、もっと薄毛への対策になる方法があります。
薄毛対策
帽子はかぶりやすいものを選ぶ
かぶりやすい帽子も重要です。
あまり締め付けがきつい帽子は、帽子を脱ぐのが億劫になったり頭痛などの原因になることも。
かぶったとき指1本分ぐらいゆとりがあるものを選ぶといいでしょう。
帽子は蒸れないもの
帽子を被っていると多少湿度などは上がります。
それが気になるなら、麻やニット、麦わら帽子など、通気性の良い素材を使った帽子を使いましょう。
通気性がよければ、帽子内の温度も上がらず、蒸れません。
室内では帽子を取る
日差しの影響のない日陰や室内などでは帽子を取るのも効果的な対策です。
仕事などでいつも帽子やヘルメットなどをかぶっていて、頭皮環境が気になる方は、休憩時間などに帽子をかぶらないようにしましょう。
毎日髪の毛を洗う
先ほども述べましたが、頭皮が汚れても洗髪をすれば、髪の毛や頭皮の湿気や汚れによる影響は防げます。
帽子を被って湿気や汚れがどうしても気になる!というのであれば、毎日髪の毛を洗いましょう。
まとめ
帽子をかぶっても、はげません。むしろ薄毛対策になります。
使い方を間違えないようにしましょう。